身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ~底辺家庭の東大受験~ 

塾なし公立中高一貫校合格。2024年塾なし【東京大学】受験。低学歴・低所得家庭の挑戦

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塾なし公立中高一貫校合格の真実②~息子の合否は、私の合否~

 

目的は公立中高一貫校に合格することではない。

 

息子の合否は、私の合否

 

私は息子に勉強を教えることができません……

 

問題の解き方を教えることもできません……

 

しかし、目指すべき姿は、息子が幼い頃から一貫して同じです。

 

【時代の変化に対応し、生き抜いていく力を身に付けること】

 

勉強はその手段の一つに過ぎません。

 

大切なのは日々の体験を自分の成長に繋げていくこと。

 

私はそれを徹底しているので、子育てに絶対の自信を持っています。

 

日々の学びは公立中高一貫校に合格することではありません。

 

私達の目的にゴールなど無いので、不合格になったとしても高校受験をすればいいだけ。

 

将来に向かってやるべきことは何も変わらないと思っていました。

 

実際のところ、そうなっていたとしても変わらなかったと思います。

 

しかし、その気持ちとは裏腹に、目に見えないプレッシャーと闘うことになります。

 

6年生になると、周りの保護者から受検するのか聞かれることがありました。

 

学校では成績優秀と認知されていたので、進路はどうするのか気になる保護者も多かったんですよね。

 

こういうのは隠してもあまり意味がないので、正直に受検することを伝えました。

 

そんなこともあって、合格発表を待っている間は地獄でした……

 

これ、自分でも何でこんなになっちゃったんだろう?というくらい、精神的に不安定な状態になり、合格発表の2日前からは一睡もできないほどになってしまったんです。

 

全て私の責任の中でやっているとは言え、私は受検を知りません。

 

プロでもなければノウハウも知らない。単なる一人の子どもを持つ父親です。

 

いくら子育てに自信があっても、受検ですから合否を判断するのは学校なわけです。

 

そこには温情もなければ、ましてや私の過去など知る由もありません。

 

そのような状況で襲い掛かってきたプレッシャーというのは、

 

今までの子育てと教育は正しいのか?

 

本当の目的である、先の未来に向けて正しい道を歩けているのか?

 

私達親子の受検は

【息子の合否は、私の合否】

なのです。

 

ここで不合格になったら、私の子育てと教育は間違えていると言われたのと同じこと。

 

それはすなわち、親子で過ごしてきた日々が幻想に過ぎなかったということ。

 

背負うものが大きくなればなるほど、責任が重くのしかかってくる。

 

一人の人生を左右する大きな分岐点。

 

 

合格発表前、私は息子に言いました。

 

 

「もし、不合格なら縁がなかったと割り切って高校受験を頑張ろう。そして、中高一貫校の子達には負けないよう高校で頑って、落としたことを必ず後悔させてやろう!」

 

 

「合格なら、選んでくれた学校に感謝して、この子を選んで本当に良かったと、心から思ってもらえるような、そんな存在になろうな……」